毎年首をながーーくして、その時が来るのを待っている。
とうもろこしの今年のターンが来るのを待っている。
私は食べ物の旬に疎い。
旬に詳しい人や、楽しんでいる人をみてはあこがれ、うらやましいと思っている。
スーパーにまで流通しないような、知る人ぞ知る旬のものなんて、おいしいに決まっているし、それを味わう機会も知る機会もなく人生が終わっていくのは損な気がしてならない。
ここまで思っているのに、なかなかこの時期!これが旬で!というのが頭に入ってこない。
旬の食材に関する本を借りてみて、読んではみてみるものの、ふむふむとその時は思うのだが、
いまいち覚えられないし、すぐに頭から抜けてしまう。
そんな私が旬を認識しているものの一つが”とうもろこし”である。
THE夏野菜!夏が近づくとそわそわする。とうもろこしご飯が食べたくてそわそわする。
店頭に、緑色の衣をまとった、ふさふさのひげ帽子をかぶったとうもろこしがつやつやの黄色い素肌をチラ見せさせて並んでいるのを発見すると、来た!とうもろこしご飯の時期が来た!とワクワクする。
でもここですぐに飛びついてはいけない。大体置き始めのころは少々お高いのだ。
近隣のスーパーだと毎年出始めは148円ほど。そして少し細めの子がならんでいる気がする。
じりじり、じりじり、まだかまだかと待って夏本番頃。とうもろこしたちが99円で並びだす。
そうしたらもうその日から、我が家のご飯はとうもろこしご飯に切り替わる。
今年のとうもろこしご飯を食べる機会を逃すものかと、これでもかというくらい毎回とうもろこしご飯を炊く。
夫が炊いてくれるときは白ご飯になるので、夫が炊くのを制してまでとうもろこしご飯を炊く。
それほどまでに毎年この時期を楽しみにしているのだ。
秋がほんのり近づくと、店頭のとうもろこしが減り始め、99円から148円に戻りだす。
それが今年のとうもろこしのターン終了のお知らせ。
来年のターンにむけて、また首をながーーくして待つ日々が始まる。


